6月18日東京開催!「米国・医療環境下でのタッチ・セラピーの現状」

 

病院での過剰なストレス下での不安と苦痛を緩和する医療環境下でのタッチセラピーについて、統合医療の先駆的エリアである米国サンフランシスコその実践から学ぶミニ講座が中川れい子さんが代表を務める「NPO法人タッチケア支援センター」の主催で開催されます。

 

講師のキャロリン・ターグ氏は、サンフランシスコを中心に活動する、Hospital Based Massage (医療機関におけるマッサージ・セラピー)、および、オンコロジー(がん・腫瘍学)マッサージ・セラピー認定講師です。

以下、「NPO法人タッチケア支援センター」の告知より転載いたします。

 

 

 

「ホスピタル・ベイスド・マッサージ (HBM / Hospital Based Massage)とは、
米国の医療環境下の様々な状況に応じて発展してきた一連のマッサージ・セラピーの総称です。

 

米国では、かつて看護学校で、患者さんの痛みや不安、ストレスを軽減するため、「さする」「手をあてる」等、古くから伝わる癒しの技法を学ぶクラスがありましたが、その後、医療の近代化の流れで衰退していきました。

 

1989年、サンフランシスコで、患者さんの要望に応じる形で、医療的ケアを必要とする方への、マッサージ・セラピーを提供する市民活動がスタートし、その後、施術者の教育法も確立していきました。

 

さらに、1995年、米国ホスピタル・ベイスド・マッサージ・セラピー・ネットワークが発足し、安全性・倫理性をたもちながら、ストレスの軽減と安らぎを届けるケアとして、全米で200か所以上の病院で展開しています。

 

がんの様々な段階のケアに対応するオンコロジー・タッチセラピーを中心に心臓疾患・脳卒中後のリハビリ補助、慢性疼痛、終末期の緩和ケア・グリーフケアなど、個々のニーズや病院全体の複合的な状況に応じて、マッサージやボディワーク、タッチ・セラピーとして提供されています。

(米国では、州認定マッサージ・セラピストによる施術となります。日本では、タッチセラピー、タッチケアとして表記しています) 

今回は、サンフランシスコでホスピタル・マッサージ・セラピーの施術者と教育者として活躍し、3度目の来日となるキャロリン・ターグ先生をお招きし、米国での医療環境下での「ふれるケア」の現状と今後の展望を報告していただきます。

 

後半は、質疑応答を通じて、会場の皆様とご一緒に、これからの日本の医療環境下での患者様に寄り添うタッチ・セラピーの展望を語り合う時間をご一緒しましょう。」

※このセミナーには、実技は含まれません。

 

■「米国・医療環境下でのタッチ・セラピーの現状」

日程:2019年6月18日(火)
時間:19時〜20時45分(開場:18時30分)
場所:赤坂サンスカイルーム 3B室 
東京都港区赤坂2-14-32 赤坂2・14プラザビル3階
東京メトロ千代田線 赤坂駅2番出口から徒歩すぐ
http://www.sunskyroom.jp/akasaka/traffic.htm
参加費:3500円(要予約:当日支払い)
定員:70名
お申込み:
PC スマホ用:https://ws.formzu.net/fgen/S1621629/
携帯用:https://ws.formzu.net/mfgen/S1621629/

 

【講師:キャロリン・ターグ氏 プロフィール】

 

統合医療の先駆的エリアである米国サンフランシスコを中心にHospital Basede Massage(医療機関におけるマッサージ・セラピー)、および、オンコロジー(がん・腫瘍学)マッサージ・セラピー認定講師として長年活動。

 

パシフィック・メディカル・センター、スタンフォード大学ルシル・パッカード子ども病院小児がん病棟、ラグナホンダ病院(ヴィクトリア・スウィート著「神様のホテル」の舞台)等で、がん、疼痛、脳卒中による後遺障害等の医療環境下でのマッサージ・セラピストとしても長年従事。

 

元高校教師としての経験を活かし、自己成長トレーニングをセラピストの教育プログラムに取り入れる。医療機関でのマッサージ・セラピー事業のコンサルト経験も豊富。

施術においては「安全・ゆっくり・穏やか」なエネジェリックなタッチを重視。クラニオセイクラルセラピー、ローゼン・メソッド、レイキ、プラナ・ヒーリング、マインドフルネスなどを導入し、病院の過剰なストレス環境下での患者の不安・苦痛・ストレスを緩和する心のケア、喪失や悲嘆に寄り添うスピリチュアル・ケアとしてのマッサージ・セラピーも提案する。ケアするもの・されるものの関係性への洞察も深い。

大学では宗教学を専攻。哲学修士。
穏やかで包容力のあるやさしさと、明晰な論理性をあわせもち、日本での講座も毎回好評を得る。

来日4回目。東京では初めての開催となる。